安定した原材料調達体制の構築は、お客様に製品をご提供する上で当社が果たすべき、重要な責任です。当社は、王子グループ・パートナーシップ調達方針に基づくCSR調達を推進し、製品の主原料となる古紙・木材チップともに、王子グループの原材料調達企業と長年培ったネットワークを活かし、高品質な原材料を柔軟かつ安定的に調達可能な体制を整えています。
王子マテリアでは、原材料を調達する協力企業とのより強い信頼関係の構築に努めています。そのために、王子グループが制定する「王子グループ・パートナーシップ調達方針」に基づくCSR調達を推進し、独占禁止法、下請法などの遵守はもちろん、不適切な商慣習や、疑惑や不信を招くような接待･贈答は決して行わず、受けないことを、従業員に対し周知徹底しています。
当社の基幹事業である段ボール原紙、白板紙の主原料となる古紙の調達は、王子グループの古紙原料調達企業である王子エコマテリアル株式会社が一元化して担当しています。王子グループが制定する「王子グループ・パートナーシップ調達方針」に基づき、効率の良い古紙の調達に努め、グループの各工場に安定供給しています。同時に、古紙業界や自治体などに再生しやすい分別方法の提案を行い、紙資源の有効利用を促進しています。
主に包装用紙で使用する木材原料においては、グループ企業である王子木材緑化株式会社が総合的に調達管理を行っています。また木材原料の調達においては「王子グループ・パートナーシップ調達方針」における「木材原料の調達指針」を遵守し、常に、サプライヤーのモニタリング、原料のトレーサビリティ等を通じて、使用する木材原料が、持続可能な森林経営により育成される資源に由来することを確認しています。
パルプ原料は、王子グループの資源環境カンパニーの中核となる王子グリーンリソースが調達管理を行っています。パルプ調達においては、グループ調達方針に基づき、常に資源の有効利用に資する未利用材（製材廃材・間伐材）を原料とするパルプを優先的に調達しています。厳正なパルプサプライヤー管理、原料トレーサビリティの実施を通じて、原料の出所情報を常時把握し安全な調達を行っています。
