私たち、王子マテリアの事業の中心的な資源となる「紙」は、木材をはじめとした自然に由来した原材料で作られ、さらに古紙として社会から再利用されることで新たな原材料として循環されていきます。私たちは、自然、社会生活に由来する原材料を使用する企業としての責任意識を持ち、企業活動全てにおいて地球環境との調和を強く意識し、自然環境の保全、社会生活との共生に積極的に取り組んでいます。
王子グループでは、環境憲章の理念を達成するため、2020年度に向けた目標「環境行動目標2020」を定め、グループ企業全体において、ゼロエミッション、森・紙のリサイクル等のテーマにおいて、具体的な数値目標を設定しています。この数値目標に対し、グループ全体で取り組むことで、より環境に配慮された企業活動の実現を目指しています。
各拠点に環境マネジメントシステムの導入を積極的に推進しています。
当社では、環境管理の確実な遂行に向けて、ISO14001、国内認証(KFS、エコアクション21)等の環境マネジメントシステム(EMS)の導入を積極的に推進しています。原材料の調達から廃棄・再資源化まで、全てのスタッフが高い環境意識を持ち業務にあたることで、より確実な環境経営の実現へと繋げています。
生産拠点ごとに厳格な自主基準を設け、環境監査を実施しています。
王子マテリアでは、法令遵守を始めとする幅広い環境業務の実施状況をチェックするため、全ての生産拠点にて、定期的に環境監査を行っています。法令、地域条例で定められた規制値を確実に守るため、各生産拠点ごとに厳格な自主基準を設けており、監査では、自主基準の遵守、操業、日常業務の管理、問題発生時の対応方法など、細やかなチェック体制で取り組んでいます。
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▲活性汚泥処理設備(日光工場)
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▲クラリファイヤー(呉工場)
生産における騒音、臭気等を低減し、常に周辺環境との調和を図っています。
生産工程で発生する騒音、臭気等の低減は、生産拠点に求められる非常に重要な課題となります。当社では、地域条例等の規制値の遵守に加えて、より確実な対応を図るため、定期的に拠点周辺の調査を行い、自主的な改善を進めるとともに、周辺住民の方々に環境モニターとしてご意見をいただき、迅速に対応を図るなど、周辺環境との共生のために、さまざまな面から注力しています。
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▲臭気調査(富士工場)
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▲環境モニター